動画制作の「安さ」と「責任」の話。数千円と数十万円の仕事は何が違うのか?

最近、物価も人件費も上がっていますよね。広告界隈も例外ではなく、例えば印刷物は資材の高騰から始まり、今年からはナフサ不足などの影響で、さらに値上がりを続けています。

その一方で、広告界隈の「変わらないもの」があります。


それは、テレビやラジオなどの電波料にかかる広告代理店の手数料。これは昔からずっと20%のままです。その流れでWEB広告でいただく手数料も20%に設定しているケースも多く、コトハでもそのようにさせていただいております。

物価や原価は上がるのに、手数料のパーセンテージは変わらない。するとどうなるかというと……
業者によっては、20%以上の利益を確保しようとして、見積もりに「設定費」や「素材搬入費」「企画費」といった、”それっぽい”不明瞭な項目を入れるケースが出てきたりします。個人的には、お客様に対してちゃんと説明できない項目を見積もりに入れるのはどうかと思っています。もし、お客様のために少しでも知恵を絞り、汗をかいて動いたのであれば、そのプロセスを堂々と説明して、正当な費用としていただくべきと考えます。今一度お見積りをよく見てみてはいかがでしょうか?見積もりを出す方も、出された方も…。

最近は、「WEB広告やSNSで使う動画を作りたい」というご相談をいただくことも増えました。しかし、その単価がおかしいのです。確かに昨今、ココナラやクラウドワークスといったサービスを見れば、数千円で動画の編集作業を引き受けるクリエーターはたくさんいます。そういったクリエーターの仕事を否定するつもりは全くありません。でも、私が請け負っている仕事は、単純な「動画編集」とは少し性質が違います。

一番の違いは、「成果物に対して責任を伴う仕事をしているか」という点です。

だからこそ、私はそれなりの対価をいただきたいと考えています。

もちろん、制作費は「依頼いただいた企業の看板の大きさ」や、制作を担当する担当者のランク(受賞歴があるか、有名作品を手掛けた実績があるか、有名クリエーターかなど)によっても変わってきます。数千円の仕事というのは、指示された素材を粛々と繋ぐ「作業(=オペレーション)」であることがほとんどです。
一方で、私たちが数万円、数十万円のお代をいただいて行う仕事は、ただ編集するだけではありません。

クライアントが本当に伝えたいことや解決したい要求をしっかりとお聞きし、ゼロから企画を立て、撮影・編集を行い、確かな成果物として仕上げていきます。

そこにかかる「工数」「項目」「プロセス」、そして最終的な「クオリティ」。
そのすべてが全く違うということを、私はお約束しています。安く済むことは魅力的な選択肢の一つですが、「誰に、どんな責任を持って任せるか」という視点で、大切な広告や映像の作り手を選んでいただけたら嬉しいです。

安く済ませたい、ということだけで、「広告の内製化」は考えないでくださいね(笑)

奇跡が起きないとすぐダメになりますよ!

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