学生と一緒にCMをつくった話

「高校生に“この大学っていいな”って思ってほしい!」
そんな想いでスタートしたのが、比治山大学マスコミュニケーション学科の学生たちが挑んだテレビCMづくり。
私は、広告のプロとして企画立案から、撮影、仕上げまでを伴走させていただきました。やはり現場は面白い!そして学生の吸収力、すごかった…。
そんなご縁に感謝です!
CMづくりの最初は“基礎のキソ”から
6月、まずは生徒の皆さんにCMとはなんぞや?
そして今の広告のトレンドなどについてのお話を。
CMだけでなく、モノづくりで私が大事にしていること。一番伝えたかったのはこの2つ。
- いいものは素直にパクれ(もちろんリスペクト、オマージュを込めて)
- とにかく楽しんでやろう!
最初はちょっと硬い雰囲気だったけど、実例を見せながら話すうちに、「あ、こういうノリでいいんだ!」って空気が出てたような気がします。
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大学の魅力を掘り下げて絵コンテへ

学生たちが自分の大学をSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)で丸裸に。
「ここって実はイケてるよね?」
「いや、ここはちょっと弱いかも…」
みんなで本音トークしながらアイデアを出していく時間はとても面白かったし、こちらも本当に学びの多い時間になりました。
絵コンテ制作では「上手な絵はいらない、伝わればOK!」ってアドバイス。スピード感が大事!
撮影についてのお話は、より具体的に広島放送の廣川氏をお招きしお話をしていただきました。
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撮影本番はドラマだらけ!

7月中旬、暑い暑い一日でした。いよいよ撮影本番。
ゼミ生の平野くんが監督を務め、出演者は学生・教職員・食堂の方まで…なんと50人規模!
学校全体でこのプロジェクトを後押ししている機運を感じました!
途中でにわか雨に降られ、待ち時間もありましたが、みんな諦めない。本当によく頑張りました。
私は進行補助、トラブル対応、ちょっとした声がけでサポート。
「自分の判断ひとつで仕上がりが変わる」という緊張感、学生たちにはひしひしと伝わっていたと思います。
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できあがった15秒はこちら!
約2か月かけて仕上げたCMは、8月18日~9月8日にテレビ放送。※放送局は広島テレビ(4ch)
YouTubeでも見られるので、ぜひチェックしてみてください。
主演のゼミ生、本田くんが超絶イケメンです!
ナレーションも学生さんたちが担当し、本当に心のこもった作品になったと思います。
プロも学んだ“学生パワー”
- 学生の自由な発想は、磨けば一気に光る!
- 責任ある現場って、学びが大きい!
- やっぱり楽しんでやるのが一番!
一緒に悩んで、一緒に笑って、一緒に走り回った15秒。
「教える」つもりが、私自身もたくさん学ばせてもらいました。
これからも
広告屋コトハとして、“つくる楽しさ”と“伝わる力”をつなぐお手伝いを続けていきたい。
今回は学生さんといっしょに学校のPRを考えましたが、企業などにも落とし込めるところもあると思います。
自発的に情報を発信していくというスタンスの醸成をお手伝いしていきたいです。
こぼれ話
実は、比治山大学の大学歌はあの有名な「小椋佳」さんの作詞作曲となっています。
今回のCM挿入歌はこの小椋佳さんの「光の源」をロック調にアレンジをし採用しました。エレキギターは私が担当させていただき、ドラム、ベース、アコースティックギターは、先輩方にお願いをしました。もちろん完全ボランティアでのお願いです。


おとなが本気で楽しむ姿勢、こうしたところでも学生さんたちに見せることができたのではないでしょうか!(笑)
【おしまい】